オタクのハートはもう限界だ

ねこ二匹と暮らすサッカー大好きおたく社会人の片思い※年下彼氏にクラスチェンジした!

サッカーサンキュー

今日はいよいよサッカーのA代表の試合だ。

 

歴代最強とか言われているが、負け試合や「決定力不足」と言われていたころの泥仕合に慣れた自分は「これほんとにウチのチーム?」と未だに違和感がある。

 

とはいえ、新しくサッカーにハマった人にはとっつきやすいはずなのでそこは嬉しいなと感じる。

私の周りでも、サッカー漫画が流行ったこともあり「サッカーに連れて行ってほしい」という友人が増え、中にはガチ勢になってくれた子もいるのだ。

好きな文化の発展は非常に嬉しい。

 

話題運びが若干強引だが、ジュンタロウとの再会~距離を縮めていくこの過程でもサッカーがかなり大きな役割を果たしてくれていたように思う。


まず、初めて通話したときに「どうも…おれです…」とゾンビみたいな話し方をしていたジュンタロウが大声で爆笑した話題はサッカーネタだ。

 


Jリーグ界隈は、実はわりと頻繁にいろいろと騒動が起こる。


サッカー界隈に慣れると何か事案があっても「またかよー」という程度で終わるのだが、慣れていない人間からするとドン引き案件であった…ということがまま起こる。


ジュンタロウが電話をかけてきたちょうど一か月前、その「またかよ案件」の場に偶然私がいたのだがその話で大いに笑いを取れてしまったというのが爆笑のきっかけだ。


後から聞いたが、その電話の翌日職場に出勤したジュンタロウは「(前の日まで●にそうな顔をしていたが)何か吹っ切れた顔をしているな」と言われたらしい。
あの程度の笑いでそこまで表情に変化があるなんて、どこまで心がカラッカラのスポンジだったんだろうかとかわいそうになる。


それはそうと、私はジュンタロウへの想いが10年越しの未練なのか同情なのか好奇心なのかさっぱりわからないままサッカー観戦に誘った。

 

偶然であるがその3週後に私が応援するチームのホームゲームがあったのだ。しかもノベルティが無料配布される試合であったからどうしても行きたかったのに、いつも一緒に行っている友人のアヤに同行を断られていたのだ。
(アヤがサービス業従事者なので、私のサッカー観戦は大体半分の割合でソロである)


「っていうことでどう?」とものすごくフランクに聞いたと思う。ノリは「飲み行こうぜ」のそれだったはずだ。


とはいえ「まあ来ないだろうな」と思っていた。ジュンタロウが私の家に来てさらにサッカーを観て帰ろうと思うと2万円ほどかかる。
10年前の友人との時間にそんな出費を出そうと思うだろうか?そもそも一泊大前提だし?と思いつつ聞いたら、二つ返事だった。

 


「え、いくいく~」

 


……10年前は「忙しい」「お金がない」とか言っていろいろと断ってきた男だ…あれほんとに脈なしだったんだな……と正直がっくりきたが、とはいえ「やった~サッカー観に行く同行者見つけたぞ~」の感動が大きかったので傷ついた乙女心が緩和されたのを覚えている。


じゃあ準備するねと電話を切り、そのあとで何度かLINEもしたが結局私がチケットを購入したのは「もうすぐ売り切れるけど大丈夫?」とクラブチームのメルマガが送られてくるくらいのギリギリのタイミングであった。

 

「本当に来るのか?本気なのか?」と疑っていたのだ。

 

スピリチュアル記事でも書いたのだが、私は自信というものがなかなか持てないタイプなのもあり素直さが枯渇している。自分にとって肯定的な出来事であればあるほど、どうしても否定する癖がある。

 

結局のところ、自分が傷つきたくないのだ。私はプライドが高く、見栄っ張りで、それでいて傷つくのが怖いという非常に面倒な性格をしているためこんなことになっているのだ。


だからこそ占い師に「問題はあなた」と言われるんだなあと今なら思うし、ここを自覚し強く意識している今現在はちょっと緩和しているかもしれない。

 

ということで、サッカーを起因に繋がり始めた私とジュンタロウの話であった。

 

ほかにも「いいねそれ」「なにそれ」「めっちゃ興味ある」という肯定的な反応があった話題は「海外旅行」「映画」だが、これはまた別で書きたいと思う。

 

10年ぶりに再会したジュンタロウはとにかく外部刺激に疎かった。

 

私はエンタメ方面に趣味が非常に多いうえ、最近発覚したのだが非常に好みが似ているためにそこのデコボコがうまくハマったのだろうなと今でも思う。


私は付き合うとか結婚とか、そういうもので「何かを妥協した状態」は絶対にしたくないと考えている。


相手も同じ考えの人間を選んでいたから、誰かとの交際中もあまり我慢をしていなかった。

相手も我慢していなかったから、会うのは月に一回というような場合もあった。

 


だが理想は違う、本当は「一緒に感動を共有したい」と願っていた。
実を言うと今、家族や同性の友人以外とでそれを初めて体験してしまっている。

 


こんな楽しくて幸せな時間を私に与えておいて、振ったら許さないぞという気持ちは今から二か月程度前がピークであった。
つまり、脈がわからなかった頃である。

 

あの頃の自分に言いたい。

 

「まだ決着がついていないが拒絶はされないからとにかくやりたいことをやりたいだけやってればいいよ」
「そいつ、私とサッカー観るために四千円のサブスク入るよ」