オタクのハートはもう限界だ

ねこ二匹と暮らすサッカー大好きおたく社会人の片思い※年下彼氏にクラスチェンジした!

告白さえあれば祭囃子だった話

ジュンタロウの離婚調停が終わらない以上、私たちの関係には名前がつかない。

おそらく奴も、これをひとつのけじめとしているのであろう。何も起こっていない。

 


もし万が一どこからか聞き取りをされても「え、付き合ってなんてないですよ」と答えられる潔白の身だ。それはそれでかなり寂しいが、最近はもはやどこか共通認識のようになっているように思う。

 

前にも書いたが、ジュンタロウの行動や言動に「これは脈ありだろう」と思うようなものが出てきたのは再会から二か月が経過した頃だ。
それまでは間違いなくお互いが「無」であったように思う。


私の中でも奴は「昔好きだった男」にランクダウンしていた。かなり自然に接していたし、そのころのLINEを見返すとかなりざっくりしているしなにより雑だ。


なのになぜ今こうして唸っているかというと、奴からの脈に対しての条件反射のようなものに近いと思う。完全に返報性の原理がキッカケだ。

 

あくまでキッカケなのでそこ以降は私の自由意思ではあるが、とにかくそのくらい奴からの脈は強い。

 


そうなってくると「告白さえしてもらったorできた後であればどれだけ幸せで嬉しい出来事だっただろうか」というジュンタロウの謎行動がどんどん増えてくる。

それを話して友人に笑い飛ばしてもらったが、やっぱりむなしい。このむなしさの成分が一体なんなのか、正直なところよくわからない。

 

とはいえ、勘違いの可能性がなくはないが嬉しいことには違いないのでここにメモ程度に記すことにする、というかこのブログの存在意義はこれなのだ。どんどん書こうと思う。

 


【ファッションセンス変わってきた疑惑】

 

私とジュンタロウは育った町はもちろんだが仕事のジャンルも違う。

そのためか「普段着ている服」のジャンルも大きく異なっているし、それに連動して好みも違う。

 

もともとジュンタロウはワーク系と呼ばれるファッションを好む。

再会した当初の写真はどれを見ても「なんとなく使い古したっぽいジーンズ」「堅そうな上着」「無造作ヘア」というラフないで立ちだ。職人系の職に就く奴らしいと言えば奴らしい。

 

単純にデザインが好みなのであろうというのは予想がつくが、もう一つ思うのが「大人っぽく、男っぽく見せるため」という隠された目的だ。

 

ジュンタロウは初めて会った頃から「童顔」であるし、やせ型で小柄だ。一般的に言えば男らしいとは言い難いかもしれない。(それ系が好みの異性にはめちゃくちゃ刺さる)

だからファッションが「The 男らしさを表現」という状態になっているしファッション髭を生やす場面もある。

 

それに対して私の好みはいわゆるトラッドスタイルで、特にブリトラを好む。ジュンタロウの好むジャンルとは、つまりは完全に真反対だ。仕事だって頭脳労働で、周りも襟付きスーツだから服も勝手にそうなる。

 

これらの情報を前提として書く。

 

脈などがまったく見当たらなかった頃、雑談程度にジュンタロウにこう話した記憶がある。

 

・カチッと決めたスーツ姿の人間に囲まれた職場環境だが、最近は某ユ●クロの薄いダウンが流行っていてセーターやベストの着用率が下がってしまった。目の保養が減った。
・七三やワンレンの前髪で額を出し、神経質そうな印象を与えるインテリな男が好きだ。

 


もう展開が読めるであろうが、最近のジュンタロウは会うたびトラッドスタイルだし「七三で額を出し、インテリっぽい男」のスタイルだ。

 

似合っていて腹が立つ。

 

これを友人に話したら、うどんを食べていた手を止めてひたすら大爆笑していた。


ちなみに私の好みのタイプは、ズバリ「ない」。だから聞かれてもいつも答えられない。

 

上司から「ミソノは見た目で選ぶタイプじゃないよね」という、勿体ないばかりのお言葉をいただいている。あたかも、私がすごく高潔な人物に見える。

 

男性を見た目で選ばなかったのは、人生の中でジュンタロウの顔が最も見た目的に好みであってこれを超える顔がいなかったからだ。

やはり腹が立つ。

 

 


【サッカーさえも好きになったわ疑惑】

 

大/黒/摩/季女史の超有名曲の一節だ。

 

この曲は、ジュンタロウが前妻と貧乏ながらワンルームで幸せな生活をスタートしたシーンをなんとなく想起してしまい、ここ何か月かで聴けなくなってしまった。やはり羨ましさが否定できない。

だがこの一節の部分のみに対して「うおっ」と超反応している。

 

私はサッカーが好きで、地元チームを熱烈応援していて現地に出向くし、A代表の試合は当然欠かさず観る。

 

よくいるサッカー好き、という程度だがそうでない人から見たらガチ勢というレベルであろうか。

 

ジュンタロウはサッカーについては「まあW杯は観るかな」という、よくいる日本人のステレオタイプだったように思う。

しかし私が試合のたびに大騒ぎをするものだから、いつしか「A代表の試合は通話しながら一緒に観る」というのが慣例となった。

 

ここで事件が起こる。アジアカップは1試合を除きサブスクが独占放送であったのだ。

しかもこのサブスクは恐ろしく高額である。

 

 

 

これももう展開が読めると思う。

奴はサブスクに登録してしまった。

 

 

 

私としては「趣味が共有できるの嬉しいな!」という意味でも嬉しい限りなので感謝しつつ今週末も一緒に観戦前提のスケジュールだ。

 

ちなみにこの通話観戦、誘いは毎回奴からである。

 

その都度で私は顔から火が出そうになっているが、向こうはどんな顔をしているのだろうかといつも思う。

 

私は顔が見られないタイプだし目も合わせられないタイプだ。

しかしジュンタロウは違う。

ものすごく見てくるし、見つめてくる。

 

どんな顔をしているのか、手遅れになってしまう前に一度しっかり見てみたいと思う。