オタクのハートはもう限界だ

ねこ二匹と暮らすサッカー大好きおたく社会人の片思い※年下彼氏にクラスチェンジした!

嫌いな季節が来る

日記がものすごく飛んだが、私が失恋したとかジュンタロウが別の彼女を見つけたとかそういうわけではない。


単純に別の友人と喧嘩をして萎えまくっていた。正直今も怒っている。

しかしそれはまあいい。

 


ジュンタロウに関しては相変わらずグイグイ来まくる日々だ。


単純に暇をつぶしたいのか寂しさを紛らわせたいのか、本当に私のことを特別だと思ってくれているのか、ここは未だによくわからない。


とはいえまたおもしろいことが決まっていったので覚書をする。

 

 

 

私は春という季節が大嫌いだ。


自分が何も成せなかった時代というのが長年続いたのだが、春はどこに出かけても周囲があまりにキラキラと輝いていてすごく惨めだったのだ。

 


あの頃の疎外感、焦燥や絶望といった感情はすさまじいものがあった。

 


仕事はおもしろくない

最終学歴の分野をいかせなかった

給料も安い

一生このままでは絶対いられない

しかしそれを脱出する術も力もない

一生このままこの場所しか知らず死んでいくんだろうか

そんな人間に育ってしまって親に申し訳がない…………

 


将来に対して悲観しかない、そんなことを突き付けられるのが春だった。

 


プライベートに関してもだ。

 

 

花見をしながら友達と語らうなんてことはしたことがないし、桜を見上げて写真を撮るなんて思い出もない。

 


そういったコンプレックスが否定できないし無視もできない。

 


偶然だが辛い思い出も多く、とにかく春は私と相性が悪い。
花粉症で毎日頭が痛いし、自律神経も崩壊気味だ。

気付いたら涙が出てくる。

 

 

おそらく尋常じゃないくらいに苦手意識がある。

 

 

何もかもが輝く季節、心が死んでいるのは私だけだ。世界に反している。

そういった孤独が、暖かい風とともにやってきていまだに締め付けてくるようだった。

 

 


…というこのことは家族はおろか友人の一人にも話したことがなかったのだが、何かの拍子にジュンタロウに伝えた。

 

 

すると奴の返事はこうだ。

 


「じゃあ一緒に新しく良い思い出を作って上書きをしよう」

 

 

 


そんな甘いことが言えるのかお前は

 

なんの気もない相手にそれを言うようであれば悪魔だぞ本当に

 

自分と作る思い出が良いものになるというその自信はどこからくるんだ

 

そうなんだよ、ジュンタロウと作る思い出なら私にとって間違いなく素敵な思い出になってしまうんだよ

 

 


だから、その気がもしないのであれば、そんなことを言わないでほしい。

 

 

 


春が好きになるのか嫌いなままなのか、来月以降の自分のコンディションが怖い。